海洋散骨とは、自然葬の1つの方法です。
海は「生命の源」と言われ、見ているだけで、多くの人々の気持ちを、穏やかに、落ち着かせる場所でもあります。
「海に還る」という言葉もあり、生前から「私が死んだら、海にまいてくれ」とご希望している話をよく耳にします。
自分の死後は自然に還りたい、大好きだった海に眠りたい、といった故人の意志や、
様々な事情でお墓に入れない、お墓を持てないという悩みをお持ちの方にも最適な方法です。

メリット・デメリット

海洋散骨・お墓への納骨それぞれにメリット・デメリットがあります。ご家族に合う形を選ぶ際の参考に。

海洋散骨のメリット

  • 故人の思い入れのある場所に散骨することが出来る
  • 清々しく自然に葬ることが出来る
  • 継承者がいなくてもよい
  • 墓の様な負担を子供にかけなくて済む
  • 墓を購入するような高額な金額がかからない
  • 管理費などの経費が必要ない
  • 宗教や宗派にこだわらなくてよい
  • 組織などに入会する必要がない
  • 宗教的、儀式的ではない、家族らしい葬送が出来る
  • 都合に合わせた日程や方法でメモリアルクルーズが出来る
  • 彼岸などの仏事にお参りにいかなくてもよい
  • メモリアルクルーズや手元供養など、カタチにこだわらない供養が出来る

お墓への納骨のメリット

  • 墓が心の拠り所となる場所で家族の絆が出来る
  • 寺墓地の場合、檀家になることで永年供養しもらえる
  • 葬儀、年忌法要、供養などの相談が出来るので安心
  • 改葬をすれば、遺骨の移動が出来る

海洋散骨のデメリット

  • 手を合わせる明確な場所がない
  • 家族が一緒に永眠出来ない
  • 改葬・遺骨の移動が出来ない
  • 遺骨が無くなり心の拠り所がなく不安や寂しさを感じる

お墓への納骨のデメリット

  • 墓個人墓の場合、建立に多額の費用がかかる
  • 管理費や塔婆代など継続的な負担がある
  • 墓参りを負担に感じる
  • 墓や墓周りの清掃・管理をしなければならない
  • 個人墓や家族墓は、墓の修理・敷地内の植木などメンテナンスが必要
  • 寺の場合、檀家になる事を強要されることがある
  • 住職の人柄や考え方が合わず負担を感じる
  • 引っ越しや転勤など、住所地が変わっても墓を動かすことが出来ない
  • 改葬や墓じまいにもお金がかかる
  • 墓があることで家族が同じ場所に納骨しなければならない